シャツでも靴でも器でも家具でも
最近は"好きなものの基準"が少しずつ見えてきました。
前に取材で会った方が言っていたことで
印象に残っている言葉があります。
最初から100%好きになってもらうより
何ヶ月、何年か後にふと「あれ、こんなにいい感じだったっけ」と
思ってもらえるようなものを作りたい、というお話でした。
その話じたい、後からふと思い出すたびに
じわじわと心に沁みてくるような味わいがありました。
買った当初より、時間が経ってからの方が大切に思えていれば
それは良い選択だったというしるし。
身の回りにそういうものの割合を
じわじわと増やしていくことが、私の大人修行です。