行ってきました、Wilco!
二人で年甲斐もなく前方に陣取り、綿密に構築された音の世界に酔いしれてきました。
Wilcoの素晴らしさは、私にとってはなんといっても「大人のバンド感」に尽きます。
フロントマンのJeff Tweedy(テンガロンハットの男性)のソロライブも
コージーな雰囲気で味わい深いですが
彼を含めてどうにも地味なルックスの(そこが私の好きなところでもあり
彼らが日本ではなかなかメジャーにならない要因でしょうか)「音の職人」みたいな6人が
各パートの音をピタッと呼吸を合わせて奏でるバンドサウンドは
生で聴くと本当に鳥肌が立ちます。
昨日のセットリストは全編渋めで通好みな感じではありましたが
アメリカを代表するバンドとしての自信や余裕や本気さが
ボディブローのようにじわじわと伝わってくる、いいライブでした。
なかでも嬉しかったのが、私がWilcoを好きになるきっかけとなった
『Say you miss me』という初期の曲を演ってくれたこと!
久しぶりに聴いて、この曲のせつなさと、生で聴けた感動に息苦しいほどでした(笑)。
Say You Miss Me - Wilco from giacomo giusto on Vimeo.
ちなみに私たちの著書『Table Talk』の表紙の色は
Wilcoの2ndアルバム『BEING THERE』のクリーム色をイメージしたものなんですよ。
私たちがWilco好きなので、ADの黒田さんが粋なはからいをしてくださったのでした。
こうしてみると、私たちにとってWilcoは本当に特別なバンドです。