昨年あたりから、インテリアになにか新しいアイテムを加えるときに
いろいろ考えて、迷って、結局「黒」を選ぶことが多くなってきました。
実はこれは自分にとってかなり意外な展開で(ファッションの黒は大好きなのですが)、
黒の家具や雑貨はなんとなく無表情なイメージがあり
基本的に温度感を持っている部屋が好きな身としては自然に選択肢から外すクセがあったのです。
でも、和風住宅をベースにした家に住んでいるせいか
あるいは40代に入ったという年令的なこともあるのか
インテリアのスパイスに、黒のきりっとした存在感が欲しいときがあるのです。
とはいえ黒は黒でも木の質感を残したような「表情のある黒」が好きで
たとえば、長年ずっと間に合わせで使っていたゴミ箱。
ようやく見つけたお気に入りの相手は、こんな黒い木製のものでした。
マーガレット・ハウエル ハウスホールドグッズのもの。
いつか必ず買おうと思っていたartekのstool 60も黒で揃えました。
主にキッチンで食事するときに使っていますが、椅子をこれにしたことで
古いイギリスのテーブルのカントリーっぽさが中和されるし
シンプルでスタッキングできる形も、ないようである存在感もやっぱりいい!と大満足しています。
これはおまけ。
娘に庭のアヤメを1本切って渡したら、徳利に生けて粋にアレンジしてくれました。
和のしつらいの感覚が、娘の中にも育ってきているのかもしれませんね。
素敵ねぇ、とほめると「あのね、これは、つばめはな、っていうのよ」。
たしかに!つばめに見えます。
ネーミングのセンスも、なかなかだと思いませんか?