村松学さんの個展で、素敵なガラスの深鉢に出会いました。
展示会場のyuyujinに立ち寄った日はちょうど村松さんの在廊日でした。
広島県福山市でのご家族との生活や、ご自宅でガラスをどんな風に使われているかなど
初対面にもかかわらず気さくにお話ししてくださいました。
とても気に入ったお皿があって、それをお会計していただいている間に
ふと、それまで見過ごしていたこの深鉢が目に入ってきました。
薄いピンクのバラが数本、無造作に生けてある感じがとても素敵で
しばらく迷って、思いきって一緒に買わせていただきました。
村松さんが「僕はこの鉢にデコポンを盛ってもいいかなと思ってたんですよ」とおっしゃっていたので
家に帰って朝食用のオレンジを入れてみると、その瞬間この器が我が家の一員になった気がしました。
でも村松さんとお話ししていなければこうした使い方は思いついていなかったかもしれません。
新作で多用されていた編み目の技法のガラスは
光を受けるとその影がとてもきれいだというお話も伺ったので
庭のテーブルで写真を撮ってみました。
この鉢を抱えて庭をウロウロするのはなんともいい気分で
それは実用の品に対してはなかなか抱かない、華やいだ気持ちでした。
購入から1週間経って、あらためてこの深鉢との出会いを喜んでいます。
ちなみに昨日のブログで人参のポタージュを盛っていた
蕎麦猪口型のグラスも村松さんの作品で、ここ数年とても気に入って使わせていただいています。