この絵本、知っていますか? 『はらぺこあおむし』とよく似ていますが、そうではありません。
隠れた名作絵本として、かつて絵本好きの仲間たちと大騒ぎしたことがあります。初版は1975年。
先日、奥さんが娘に軽い気持ちで読みはじめたら、あまりの壮大なストーリーにビックリしていました。
おなかがすいたあおむしくんは、まさおくんの家のものを何でも食べて、
それでも足りないあおむしくんは、みんなのゴミまで食べてしまうのです。
どんどん大きくなって、山を平らげ、街を食べてもまだおなかペコペコ。
すべてを食べつくしたああおむしくんは、たったひとりの友だちのまさおくんまで食べてしまうのです。怖さとかわいさと寂しさと楽しさが詰まった作品で、さまざまな思いが湧いてくるポジティブな傑作です。
さて、素敵な出会いが待ち受けていそうな今回の名古屋ツアー。期待が募ります。