この写真は『家がおしえてくれること』の表紙を飾った、静岡県磐田市の家の取材に行った日のもの。
6月中旬、今からちょうど4ヶ月前です。右端がカメラマンの米谷享さん、
私の隣りの素敵な女性が出版社メディアファクトリーの編集担当者、清水能子さんです。
まるでオセロのように白黒な私たち。
取材相手の奥さまが用意してくれたキッシュのランチを並んでいただきました。
今回の本づくりでは、私の気持ちを尊重して自由にやらせてくださり
要所要所の的確なジャッジで出版まで引っ張ってくださった清水さん。
尊敬する編集者の清水さんに自分の本を担当していただけたことは、
私にとって宝物のような経験になりました。
米谷さんは私と同じ年。取材は基本的に私と夫と米谷さんの3人で回っていたので、
なんだか家族のような気持ちでした(笑)。10軒の家と住人をあたたかく見つめた
静かで強い芯を感じる写真で、本のムードをぐいっと引き上げてくれました。
ちなみに私たちは、雨の予報までひっくり返すほどの強運チームだったんですよ。
表紙の青空も、数時間前まで大雨だったのに撮る時は気持ちよく晴れ渡ったのです。
Amazonでの売れ行きも引き続き好調で、こんな「ギフトランキング」でも1位に。
『Table Talk』も「友人の結婚祝いに」と買ってくださる方が多い本だったので
新しい作品もそんな存在として迎え入れていただけたことが、涙が出るほど嬉しいです。