今日のブログは、新刊『家がおしえてくれること』の誕生背景について書きます。
この本の企画出版に踏み切ったきっかけは、HPに日々寄せられる読者の方々からのメールでした。
私たちの家や、使っている家具などに、質問やご意見をよくいただくことから
有名でなくてもカリスマでなくても「誰かの家と暮らし」からヒントがほしいと思う人は
たくさんいるんだ、という新鮮な発見があったのです。
本の『house 3』の章に書いたように、それまでにも自分の中に
「いつかこういう本をつくってみたい」というイメージはあったため
ある日思い立って骨格を整理し、単行本の企画書を作成して出版社に提案しました。
それが受け入れられ、出版が決定したのが昨年12月。
米谷享さんに撮影を依頼し、矢部綾子さんにデザインを依頼し、
本に登場してほしい友人たちに取材依頼のメールを送ったのが年末のことでした。
お正月休みからロケハンをスタートして、3月までかけて友人宅を回りました。
そして4、5、6月に取材、7月に執筆、8月にイラスト制作、9月に編集作業を経て
無事10月出版となりました。
手軽に広い範囲にメッセージを届けられるネットはとても便利で、
だからこそこのHPを立ち上げ、ブログも続けているのですが
今回3年ぶりに時間と労力をかけて一から書籍を作ったことで
自分たちが心から好きなこと、ライフワークにしていきたいことを再認識できました。
その背中を押してくれたのは、このブログを読んでくださる読者の方々です。
本の制作途中に「楽しみにしています」というメールを多くいただいたときも
絶対にいい形に完成させてみなさんにお礼を伝えなくちゃ、と気持ちが支えられました。
本当に本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
*おかげさまで書店での売行きも好調とのこと。
今日も仕事を片付けてパトロール出動予定です!