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Apr 24,2014

響いた言葉

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毎回意外な顔合わせでの対談を楽しみにしているEテレの番組『SWITCH INTERVIEW 達人達』
4月5日に放送された佐野元春さんと浦沢直樹さんの回を録画していたのを
先日夫と一緒に見ながら、彼らの語る言葉がビシビシと心に響いて猛烈に感動しました。

多くのファンの期待とプレッシャーを受け止めながらも
自分の仕事スタイルを貫き、メジャーとマイナーの両フィールドをまたいで活躍する二人。
初対面ながら「この人とは通じ合える」とお互いピンときている様子がよく伝わってきて、
それぞれじっくり考えながら口に出す言葉の、まっすぐで深いこと!
番組を見終えた後は、とても大切なことを教えてもらった充足感で胸がいっぱいでした。

備忘録も兼ねて、私の心に突き刺さり、「これは覚えておこう」と思った言葉を挙げます。
・浦沢直樹さんの「(作品を描くのは)最初に浮かんだイメージがすべてで、
それを失わないように遠くまで慎重に運ぶ作業」
・佐野元春さんの「前の作品が評価されて、同じようなものを周囲やファンに期待されたとしても
自分にとって新しいって思えるものをやり続けたい」
・浦沢さんの「ものすごく苦しいんだけど、経験値があるから、怖くはない」
・究極的にガツンときたのは、佐野さんの「自分の音楽を古びさせたくないし、
常に自分より若い世代の人に聴いてもらう可能性を捨てたくない」...でした。

これほどのビッグスターが、どうすれば自分がより進化できるのかを考え、挑戦している。
むしろその姿勢を保ち続けているからこそ、
浮き沈みの激しい世界で輝き続けていられるんだと確信した言葉でした。
二人とも自然体で、それが最高にカッコよくて、
しばらくの間、夫と興奮気味に感動を語り合った夜でした。

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