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Sep 03,2014

おいしさのコツ

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先週金曜日、塩豚のゆで汁で炊き込みごはんをつくったら、
かなりあっさり薄味で、もう少し風味がたつといいかなぁと思いました。

翌土曜から日曜にかけて、夫にイラスト作業に集中してもらうため私と娘で実家にお泊まり。
すると母が「今日の夜は炊き込みごはんにしようか」と提案。
母の炊き込みごはんは家族全員の大好物で、いつ食べても味にブレがなく、絶品なのです。
前日のこともあり、これを機会に母の味を学ばせてもらおうと、その案に乗った私。
取材の結果、母の炊き込みごはんには、何度も何度もつくるうちに見つけ出した
「おいしさのコツ」ともいうべき工夫がいくつかありました。
最初に具を煮て、その煮汁で米を炊きあげるベーシックな五目ごはんなのですが、

・具を煮るときの味つけをしっかりめに心がけること。
・具をざるに上げて煮汁と分け、最初から具はのせずに煮汁だけでごはんを炊くこと。
・その煮汁も熱いまま米を炊くのではなく、一度しっかり冷ましてから炊くこと。
・具をのせるタイミングは、炊飯が終わって、これから蒸らしに入るとき。

忘れないうちに、以上のコツを守りながらまた昨日つくってみました。
すると不思議!ぐっと母の味に近づきました。
母の五目ごはんのファンである夫に、伝授したコツの話をすると
「おいしさを追求して、地道にあれこれ工夫してるんだ。さすがだね」と感心していました。
自分が納得できるまで試行錯誤を重ねて、その末に到達するスタイルはやっぱり強い。
そんなことをあらためておしえてもらった、今回の炊き込みごはん講習でした。


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Author : Nao Ogawa