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Mar 20,2015

夢の朝食

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展示期間中唯一の休日だった12日は、潤さんから
「その日は一日付き合えるから何したいか考えておいてね」と言われていました。
在廊している間に京都のおいしいお店の話などをいろいろ聞くうちに、
絶対に行きたくなってしまったのが
〈ハイアット リージェンシー京都〉のモーニングブッフェ。

泊まっていたウィークリーマンションは四条河原町でギャラリーとの行き来も便利だったし、
学生時代に友だちの家に遊びに行ったような部屋(!)も、なんだか落ち着けました。
今回の京都滞在は長期で、しかも観光目的ではないのだから
高級ホテルなんてそもそも論外でしたが、休日の朝食くらい贅沢してもいいかも......
聞くと〈ハイアット リージェンシー〉の朝食は料金を払えば誰でもいただけるという話。
「朝はまずそこからスタートしよう!」ということで、
ホテルのある三十三間堂近くまでやってきました。
京都らしく、周囲の景観になじむよう低層につくってある建物や
和のエッセンスを取り入れたしつらいも素敵で、目が爛々としてきます。

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1Fロビーの奥にある〈ザ・グリル〉でいただけるブッフェはすべて洋食で、
パン、チーズやサラダ、卵や野菜料理、ハムやソーセージ、フルーツにグラノラ、
ジュースやヨーグルト......種類豊富で、どれも目が覚めるほど美味しく、私も夫も大興奮!

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何回かに分けて、並んでいたメニューのほぼ全体をカバーしましたが、もう満腹で満腹で
その日は一乗寺や三条あたりのお店をたくさん歩いて回ったのに
まったくお腹が空かず、お昼抜きでした(笑)。私はともかく
やせているのにたくさん食べる夫と潤さんにとって、それはかなりめずらしいことなのです!

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そして私のテンションがさらに上がったのは、潤さんの夫である扉野さんも朝食に参加して
なんと袈裟(けさ)姿でホテルに表れたこと!
扉野さんは本の編集やデザイン、執筆の仕事を手がける一方で
実家である徳正寺の副住職としての顔も持つ人。
この日はお参りの予定があったそうで、仕事着での登場となったのです。

穏やかで、話し方もゆっくりの落ち着いた人柄の扉野さんが、僧侶の衣装をまとい、
〈ハイアット リージェンシー京都〉に颯爽と現れた時の衝撃は、ちょっと忘れられません。
言ってみれば「朝からすごくいいものを見せてもらった!」という感動がありました
(私がこれほど興奮するのが本人と潤さんにはおかしくて仕方ない様子でしたが......)。
私と夫が「迅くん(扉野さんの本名)素敵!すごく素敵!」と目をハートにして連発していたら
「今度は二人に迅くんのお経を聞いてほしいわぁ」と潤さん。
どれだけ素敵(?)なんだろう......と期待がふくらみます。
いつまでも話の尽きない仲間と、最後のフルーツまできっちり美味しいブッフェで
身も心も満たされる幸せ。
今振り返ってもうっとりしてしまう、夢の朝食タイムでした。
このブッフェ、6歳以下は無料、小学生でも半額でいただけるということなので
次回、娘と一緒の京都ではぜひ再訪したいと思います!


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Author : Nao Ogawa