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Mar 20,2015

六曜社地下店と高田渡

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京都滞在中に、どうしても行きたかったのが六曜社の地下でした。


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お目当ては自家製のドーナツと、マスターの奥野修さんが淹れるコーヒー。前回は1階でモーニングをいただきましたが、地下は初めて。(1階は息子さんがお店に立っています)。時間を忘れるゆったりした空間の雰囲気と風格にすっかり魅了されました。→ BLOG「六曜社珈琲店」

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京都には素敵な喫茶店がたくさんありますが、僕はココがいちばん居心地いいみたい。
(手書きのメニューも、とっても好きな書体です)

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ほんのり甘く、みっしりしていながらソフトな食感のドーナツは、作り立てならではの味わい。
コーヒーの風味をしっかりと引き立ててくれます。

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待ち合わせをして、個展会場に行く前に立ち寄った奥さんも、あっという間にペロリ!


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マスターに僕の大好きなフォークシンガー、高田渡さんの話をすると、
「巡礼に来てくれた方に」とカウンターの奥から、本人直筆のメモ書きと、
最後の来店時に撮影されたという、貴重なモノクロ写真を見せてくれました。
メモ書きには、"昨夜はどうもアリガトウ。又、来ます。高田渡"
(渡さんは60年代の終わりに京都に移り住み、音楽活動していたことがあります)


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お店の入り口には没後10年のトリビュートライブのポスターが。
その下には、京都出身で先日取材でお会いした小林薫さんのポスターも。
BLOG「思い出の味 小林薫さん」

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本当に美味しかったので、豆を300g買って帰りました。(ステッカーのセンスもいい!)

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感動の六曜社を後に、立ち寄ったレコード店で出会った高田渡の3枚目のアルバム『石』。
ずっと探していたレコードだったので、迷わず手に入れました。
おススメの10冊に選んでいた『バーボン・ストリート・ブルース』と。


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クレジットを見ると、ドラムにはっぴいえんどの松本隆さんの名が!
本人の意向で歌詞カードはありませんが、そのためか、じっくりと詩を聴くことができました。
詩を大切にする高田渡ならではの、優れた詩人の楽曲が並び、音もすごくよかったです。



気に入ったのは反骨の詩人、金子光晴の詩に高田渡が曲をつけた『いつになったら』。
渡さんが過ごした京都から戻ってきたばかりのせいで、これまで以上に歌がしみてきます。

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Author : Takahiro Koike