私と娘が部屋づくりの参考書にしているのは、この2冊の絵本です。
『ないしょのおともだち』と、その続編『ないしょのかくれんぼ』
(ビバリー・ドノフリオ 作/バーバラ・マクリントック 絵)。
先月の展示でメリーゴーランド京都に在廊していたとき、
店長の鈴木潤さんが「すごく可愛い絵本だから読んでみて」と薦めてくれました。
少女が家の中に秘密の友だちをつくり、その友情は次の世代へ受け継がれて......と
ワクワクのストーリーが、大判の判型を活かしてドラマティックに展開します。
物語とあわせて私が最初から心を奪われてしまったのが、話の舞台となる家や部屋の描写。
「え、ちょっと、なに!? このモダンでおしゃれなおうちは!」とのけぞりました。
お母さんの少女時代は70年代かな?とインテリアのムードから想像したり、
お友だちの部屋には、細かくじーっと見ると、くすっと笑えるような工夫が見つかったり。
そしてこれが娘の部屋のお手本にしているページ。スペースや家具の充実度は遠く及びませんが
ページを開いた瞬間「なんて可愛いこども部屋!」と胸が高鳴りました。
娘からもお得意の「うわぁ〜(裏声)♡」というリアクション。
私たちが目指す部屋の空気感として、深く心に刻まれたのです。
娘がお母さんを家じゅう探しまわる続編でも、いろんな部屋のインテリアが堪能できます。
名作家具らしきアイテムもちらほら見つかって、あぁ楽しい!
大前提として、娘の部屋は和室ですから(家の中で唯一の畳なのでこれは守る予定)、
このエッセンスを取り入れるには自分なりの咀嚼とアレンジが必要です。
でも、写真を見るよりもこちら側に想像の余地を与えてくれて
オリジナルのイメージをふくらませやすい気がします。これが絵本の魅力ですね。
週末はこのページみたいに、縁側の椅子で娘と一緒に『魔女の宅急便 3』を読み進める約束。
みなさんも、よい週末を。