連載中の「思い出の味」で、ピアニストの西村由紀江さんにインタビューをしました。
来年デビュー30周年という西村さんは、『木を植えた男』のフレデリック・バックさんに生前お会いし、CDジャケットのイラストを描いてもらっています。（うらやましい･･･）

毎日弾いていると、次はこう弾きたいと考えた時にすぐに弾けるのだそう。でも練習を怠ってしまうと、直結するのに少し時間がかかる。それが自分ではもどかしくて、自分の中に閃いたものをスムースに頭から腕に伝わるようにしておきたい、と日々練習を重ね、海外へ行く時は音の出ない鍵盤を持参し、ホテルで指を動かしている。毎年60本を超えるライブは、年末のこの時期がいちばん多いそう。凛とした芯の強さと清々しい笑顔が印象的で楽しい取材でした。僕は必ず取材前にできる限り何でも調べていくのですが、「私より詳しいですね」と言われてとてもうれしかったです。

西村さんのインタビューは、現在発売中の『栄養と料理』1月号に掲載されています。