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Jan 30,2017

普段着の白スニーカー

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数年前までは、毎日都心でいろんなひとと打ち合わせをしたり、取材をしたりで
所有する靴の8割はレザーの、それなりにきちんとした印象の靴でした。

ところが月日とともに暮らし方も働き方も変わり、
現在の、自宅で執筆をしながら、小学校のPTAに参加したり、
娘のお稽古ごとの送り迎えをしたり
実家と頻繁に行き来したりという生活になってみると
以前はフル稼働だったレザーシューズはどうも重く感じてしまう。
そもそも服だってリラックス感重視のカジュアルなものなのだし、
学校の下駄箱でもお稽古先の教室でも、脱いだり履いたりが日に何度もあるので
靴べらなど使わずに気軽に脱ぎ履きができるスニーカーがやっぱり便利です。

スニーカーはもともとファッションとしても好きで
とくにコンバースのオールスターは、履きつぶしては新調して、を
何度繰り返してきたかわからないほどの定番アイテム。
いま愛用しているのは、MHL.とのダブルネームで、6年前に買ったもの。
爽やかなキャンバスの素材感とモノクロのロゴマークが気に入って
黒もいっしょに2色買いし、コーディネートにあわせて履き分けています。
ファッション的な目で見れば、これさえあれば他はいらないと思うほど万能なのですが
ハイカットだけに、前述の「頻繁に脱いだり履いたり」という点ではどうしても面倒。
そこでローカットの普段着スニーカーを一足新調しようと思いたち
あれこれ思案した結果、同じコンバースのスキッドグリップにしました。

脱ぎ履きのしやすさだけならVANSのスリッポンが優秀だし、
一昨年あたりから大ブームのスタンスミスもおしゃれ。
コンバースのなかではジャックパーセルも大好きで、
これらはいずれも二十代の頃に定番にしていたスニーカーたちですが、
なんとなくいまの普段着に、スキッドグリップのプレーンさとローファイ感、
そしてちょっと「ふかっ」としたソフトな感触の履き心地がしっくりきました。

ちなみにスキッドグリップはネイビーもかわいいので迷いましたが
最近はずっと「下半身は白」の気分が続いています。
白いスカート、白いパンツ、白い靴......それを履いたときの
全体が軽やかに、ワントーン明るくなる感じのおしゃれが気に入っています。

また、スニーカーにはとくに冬に助けられます。
というのも、冷えとりで靴下を重ね履きするため、ワンサイズ大きめの靴が必要。
わたしの普段の靴サイズは24.5cmなので、重ね履き用となると
ユニセックスでサイズ展開しているスニーカーは、実に頼もしい存在なのです。

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Author : Nao Ogawa