
雑誌『pen』の「Creator's file アイデアの扉」で、絵本作家・グラフィックデザイナーの渡邉千夏さんを取材しました。2冊同時出版したデビュー作『きょうのおやつは』と『ふしぎなにじ』は鏡を使った画期的な絵本で、僕も書店で手に取ってそのクオリティの高さに本当に驚きました。

絵はすべて手描き、装丁やデザインまでも手がけている渡邉さん。185cmもある巨大な鏡の絵本や、鏡の屏風を使ったインスタレーションも手がけ、とってもパワフルに活動しています。僕と同じく愛知県出身で、しかも育った場所がご近所ということもあり、さらにうれしくなりました。渡邉さんの作る絵本は、見る角度と開き方で、映り込みや奥行きが変わるこれまでにない絵本。絵本の価値と可能性を一気に広げた素晴らしい作品だと思います。
細部に至るまで緻密に計算し、映り込む要素を格段に増やしたという力作『かがみのサーカス』は、娘の学校で行う読み聞かせの時間に、ぜひとも読んでみたい1冊です。

創作の秘密を紐解くこの連載ページは、現在発売中の『pen』最新号「コーヒーと暮らす家」に掲載されています。渡邉さんの作る絵本は、常に刺激的で新鮮なパワーに満ちあふれていました。
