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Sep 12,2017

Record Shop in Seattle その1

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今回の旅では10年前には行けなかった郊外にまで足を伸ばしました。ダウンタウンシアトルの中心部から、バスで北西に40分ほどの場所にあるBallad(バラード)地区は、ここ最近オシャレなショップやレストランが増えた注目エリア。まずは1979年に創業し、大通り沿いで30年以上も営業しているというBop Street Recordsへ。

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名物オーナーDave Voorheesさんの店で、ジャズやソウル、ロックやポップスなどすべてのジャンルのLP、シングル、SP盤が揃います。膨大な在庫に驚きたじろぎながらも、この棚を目の前にしたら気持ちは抑えきれません。こうして僕のレコード探しがスタートしました。

アメリカのレコード店は、ジャンル分けが大まかでROCKとR&Bが同じコーナーに並べられることも多いのですが、この店はしっかりと細かくジャンルで分かれていて、とても良心的で探しやすかったです。(手前のおすすめ棚が、COOL&RAREというのはGood!)

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レジ前のメインスペースで、入荷したばかりのレコードを箱から取り出して一枚ずつ査定しているのも好感が持てました(笑)。お店の人たちは「探しているものがあれば、何でも聞いて」とやさしく声をかけてくれ、客ひとり一人のリクエストに答えて、一緒にレコードを探していました。


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カセットテープは、この通り店の一角に山積みです。宝探しのようにじっくりと品定めして、Tracy chapmanの『New Beginning』とVan morrisonの『Tupelo Honey』のカセットを5ドルで発見。(どちらも大好きなアルバムです)木製のレコード棚には来店したミュージシャンのサインがたくさんあり、Radioheadのジョニー・グリーンウッドさんも来店したそうですがなかなか見つけられず・・・。とはいえ奥さんと娘を待たせながら、僕がここまで落ち着いてチェックできたのは大きな理由があります。その理由とは・・・


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隣に児童書や絵本が揃うsecret garden booksがあるからです。(こちらの店の創業は1977年)奥さんと娘が隣の書店で楽しく過ごしている間に、僕はゆっくりとレコードやカセットと向き合える夢のような好立地なのです。シアトルのレコード店はほぼすべて、本屋さんと素敵なカフェが近所にありました。(いやぁ、ありがたい)


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書店の向かいにはSonic Boom Recordsがあり、こちらも若者から同世代の音楽好きたちが真剣にレコードを探していて、とっても賑わっていました。奥さんと娘は向かいのスターバックスでコーヒーとジュースを飲みながら、トイレ休憩とiphoneの充電タイム。(いやぁ、本当にありがたい)

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Balladは中心部から少し離れているためか、地元の人たちものんびりしていて、ゆったりと居心地のよいエリアで気に入りました。(バラードという地名もいい)この後、古い建物を改装したショップやレストランが立ち並ぶOld Balladへ3人で向かいました。(つづく)

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Author : Takahiro Koike