書店で表紙のイラストにピンときて、手に入れた絵本です。娘と僕が気に入っている場面は、
「どうぞ わたしの てと あしを さきの さきまで あっためてください」
「ても あしも ひるま ころんで ちのでた ひざも
なめて さすって あっためて おれが なおしておいてやる」というこの2ページ。
この色使いと線はただ者でないと思い調べてみると、
代表作に『黄色い本』や『棒がいっぽん』『るきさん』などがあり、
1979年のデビューというキャリアの長さに対してとっても寡作ですが、
どの作品も質が高いことで知られている有名なマンガ家だったのです。
編集者が彼女に手紙を書き返事が来るまで2年、さらにそこから3年を経てこの絵本は完成しました。
僕は彼女のマンガをまだ読んだことがないので、ぜひ読んでみたいと思っています。