2003年から始めたヨガを、最近また好きになっています。

といっても教室に通えるのはせいぜい週１回で、家でも寝る前にストレッチをするくらいなので
やっている年数のわりに、すごくやわらかいわけでも難しいポーズができるわけでもありません。
でも私なりにヨガをとても気に入っていて、一生続けていきたい、くらいに思っています。

以前はダイエットも狙ってパワーヨガの教室に通っていたのですが
今通っている自宅近くのヨガ教室はそれほどハードではなく
70〜80分かけて、ヨガの基本的なポーズを通じてじっくり全身の凝りをほぐします。
その「じっくりほぐす」感じが、今の年令や気分にとても合っているようで
レッスン後はまるで重い荷物とコートをごっそり教室に置いてきたように体が軽いのです。

ヨガをした後は心身ともにフラットな、とてもいい状態で
それまで心に引っかかって憂鬱に感じていたことを切り替えて考えられるようになったり
なんとなくモヤモヤしていた視界がさーっと晴れて新しいアイデアが降りてきたりします。
2年前、夫との共著を作ろうと急に思い立ったのも、ヨガからの帰り道でした。

これまで通ってきたヨガ教室にはそれぞれ好きな先生がいたのも長く続けられた理由。
今の教室の先生もお気に入りで、明るく天真爛漫なキャラクターなのに
毎回なにかしらハッとするようなことを言ってくれます。この間は
「体のどこかに痛みを感じたら、あぁここが痛いな、と思ってそれを受け入れる。
無理にほぐそうとしないで今はその痛みと一緒にいる。痛みに気づいたことが大切なのです」。

どんな悩みにも魔法のような解決策なんてなくて
でもまずは今の状態をそのまま受け入れることから始まる。
ヨガの先生のそういう言葉が、最近とても心に響くようになりました。