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Sep 13,2012

プリン

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冷蔵庫の卵の個数と、賞味期限までの日数を照らし合わせると
朝食用のオムレツだけでは消化しきれないことがわかったので、プリンを作ることにしました。
「今日プリン作るよ」と言うと、「やったー!」と文字通り飛び上がって喜ぶ夫と娘。
これほど簡単なものでこんなに喜んでくれるなら、こちらとしてもうれしい限りです。

私にとってプリンは、今は本を見ずに作れる唯一のお菓子です。
材料は、卵(うちはLかLLサイズ)4個、牛乳500cc、
グラニュー糖160g(カラメルソースとプリン液に80gずつ)、
水約50cc、バニラエッセンス少々。たったこれだけなので、思い立ったらいつでも作れます。

まず、カラメルソース作り。
グラニュー糖と水を小鍋に入れて火にかけます。
火はけっこう強めの中火。すぐにグラニュー糖が溶けて大きく泡立ってきます。
無色から、うっすら茶色っぽくなってきたら少し火を弱めて慎重に見守ります。
やがてこげ茶になり、濃いカラメルの匂いが漂ってきた瞬間に火から下ろし、
そこに熱湯を100ccくらい注いで(飛びはねるので火傷に注意!)なめらかなソースにします。
ソースをプリン型の底に注いで冷まします
(私は丸い大きな型で焼き、食べるときにケーキみたいに切り分けています)。

プリン液は、ボールに卵を割り入れてかき混ぜ、グラニュー糖を入れてかき混ぜ、
牛乳とバニラエッセンスを入れてかき混ぜるだけ。
それを漉し器(ザル)で漉しながらプリン型に注ぎ入れます。
天板にお湯を張ってプリン型を置き(蒸し焼きにするため)、
160°に余熱したガスオーブンで50分。これで出来上がりです!

半端に残った生クリームがあれば、牛乳をあわせて500ccになるようにすると
仕上がりの食感がちょっとリッチに。火加減や加熱時間も大事で
うちはガスオーブンのため天板を下段にセットしないと、火が強すぎて「す」が立ってしまいます。
何度も作るうちに「うちのオーブンは160°、下段、50分」というルールに落ち着きました。

こども(と同じくらいの頻度で夫)が風邪をひいたときは、とりあえずプリン。
お客様があるときも、凝ったものを作る時間も腕もないから、やっぱりプリン。
「す」が立ったり、切り分けるときに崩れちゃったりと多少見た目が悪くても
材料がシンプルだけに味は安定しているので、みんな笑って食べてくれます。
そのたびに、作れるようになっておいてよかった、としみじみ感じるお菓子でもあります。


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Author : Nao Ogawa