ダイニングテーブルの向かい側で、娘と夫の絵の授業が始まりました。
普段何もテーマを与えられないと、私など身近な人の顔ばかり描いていますが
この日は「動物を描く」というお題目に気合十分。
絵本とパパの絵を見比べながら、それはそれは真剣です。
最近はぬりえやひらがなを読む練習など、こうした娘の真剣顔を見る時間が増えたように思います。
赤ちゃん時代は機嫌が良いか悪いかだけだったのに、数年でこんな表情が見られるようになるなんて!
娘を産んでから何度となく聞いてきた
「こどもなんて本当にあっという間に大きくなっちゃうんだから」という言葉が
ここにきて、ようやく実感としてわかるようになってきました。
手がかかる3歳までは大変と感じる気持ちの方が勝ってしまい、頭ではそうなんだろうと思っても
あぁ早く成長してくれないものかと途方に暮れることが多かった気がします。
4歳を過ぎて急にしっかりしてくると
今度はあの手がかかった時期が愛しく感じるようになってくるのですから
人間とはつくづく、大変だったことほどすぐ忘れる生きものなのかもしれません。
「こどもの成長はあっという間」という言葉をくれた先輩たちも
みんな同じような気持ちを味わったのでしょうか。