年末が近づくにつれて、家のあちこちの "もじゃもじゃゾーン" をなんとかしなくては、という
焦りばかりが募っている今日この頃です。
私は、"持っているだけで使わない"というものにはさほど執着がなく
「大切なもの」はあれこれ浮かびますが
「宝もの」という言葉はめったに使いません。
ところが夫と娘は「宝もの」だらけの人で
私にとって "なんとかしたい場所No.1" である納戸で、
隅っこに転がっていた人形を拾いあげて「これっていらないよね?」と夫に聞きにいくと
「うわ、どこにあったの、それ! 絶対に捨てないよ。僕の宝ものなんだから!」と即答。
小さな人形1つでこんな調子なので、納戸が片付く日などくるのだろうかと気が遠くなります。
その性格をそっくり受け継いだ娘も「宝もの入れ」にしているランチバッグがパンパンで
先日もう一つ「宝もの箱」を与えたばかり。
まぁ、4歳の娘があらゆるものを「宝もの」にする気持ちは大切にしたいなとこちらも思うし
そういうわけで家の片付けは遅々として進まないのです。
自分でも把握しきれないほど「宝もの」がたくさんある人生と、
少しの「大切なもの」に囲まれた人生。
物の整理というのは、自分の価値観とあらためて向き合ういい機会ですね。
年々そんな作業をくり返すうちにいつのまにか住人の人生が投影されていくからこそ
家というのは面白いのだと思います。