リビングの一角にハウスギャラリーを作った流れで
キッチン入口の小さなスペースにもイラストを取り付けてみました。
著書『Table Talk』に収録されている、おいしそうなカフェのメニューのイラストです。
他にも、トイレやオーディオコーナーなどあちこちに絵を飾ってから一週間が経ちましたが
なんだか室内の表情が前よりいきいきして見えるのを感じています。
先日、北欧の有名な照明メーカーのPRの方から興味深い話を聞きました。
北欧の人々のインテリア意識が高いことはよく知られていますが
皆が裕福で贅沢な暮しをしているかというとけっしてそうではない。
多くは、外食もほとんどしないような堅実な暮しを営む人々で
仕事以外はほとんどの時間を家の中で過ごします。
だからこそ、家のしつらえにいつも気を配り
週末になると友人を招いてホームパーティーなどしながら
家の自慢をするのが大きな喜びなのだそうです。
誰かの家に行くと、インテリアや暮らしのアイデアについて刺激をたくさん受けます。
北欧の家がどこも素敵なのは、そうして友人や隣人同士で
常に刺激を受け合いながら日々インテリアのセンスを磨いているからなのでしょうね。
少し話が逸れましたが、絵や写真やファブリックを飾ったり、
また季節によってそれを入れ替えたりすると
家も住人も気分がリフレッシュして
「よく知っている相手なのに、こんな表情があったのね」なんて気分になります。
もっともっと家を可愛がって、いろんな可能性にトライしてみよう、と
外食もほとんどせずに堅実に暮らしている私は思うのです。