古い友人の西永道子さんが『カリヨン黒板日誌』という本を企画し、出版しました。
彼女は僕の高校の同級生の奥さんで、10歳の双子の息子さんを持つ母でもあります。
子育てがようやくひと段落したので、好きな仕事を始めたそうです。
この本は、しょうぶ学園にあるパン工房「ル・カリヨン」で働く伊藤勇二さんが、
毎朝看板に手書きで書く、挨拶のような散文のような日記が紹介されています。
(最初はパンのメニューだけでしたが、徐々に日記になっていったそうです。これが面白い!)
僕が好きなのは、右ページの「毎日楽しいことが多くてとってもうれしい」で始まるページです。
西永さんの故郷、鹿児島にある「しょうぶ学園」は、アートやクラフト、音楽、カフェなど、
さまざまな活動を通して、知的障がい者の支援を行う施設として知られています。
右ページの写真は平野太呂さん。西永さんの高校の後輩なのだそう。
本の出版を記念して、渋谷パルコの地下にあるロゴスギャラリーで、
Less is More 「しょうぶ学園の手仕事」展が、現在開催中です。
木のトレイやスプーン
お皿や湯呑み
ノートや便箋などが展示販売されています。(すべて手作りの一点ものです)
ひとつ一つのピュアな完成度は、他に例えようがありません。
展示は今月の26日まで。ぜひ!
とても素敵な展示です。
出版パーティーでお会いした伊藤さんご本人に、サインを書いていただきました。
『カリヨン黒板日誌』の表紙カバーは、しょうぶ学園のみなさんが、
竹の筒にアクリル絵の具をつけ、一冊ずつ仕上げたもの。
人の温かさが伝わってくる素晴らしい表紙だと思います。
●Less is More 「しょうぶ学園の手仕事」展
「無垢な心だからこそ生まれる自在な美しさ」
会 場
LOGOS GALLERY ロゴスギャラリー
渋谷パルコ パート1 / B1F
期 間
2013/06/12 (水) -2013/06/26 (水)
最終日は17時まで
入場料
無料
お問い合わせ
03-3496-1287
(本の発売は7月19日です)