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Jul 02,2013

食後のキルト

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娘が選んだ生地で作った短パンは、ゴムウエストの簡単な作り。
水玉柄のブロード生地などは見ようによってはパジャマに見えてしまうため、
いつものヨーヨーキルトを左裾に刺繍することにしました。
夕食後に1時間ずつ、日曜日の夜に1枚、昨日の夜に1枚分縫いつけて、
今夜と明日の夜で4枚分すべての刺繍が終わる予定。

私も娘も、この丸くてふっくらとしたヨーヨーキルトがとても好きです。
娘は、向かい合った相手に「ねぇ、この中でどれがいい?」と5つ並んだキルトの中から選ばせて
相手が1つを指差すと、それを洋服からはがして口の中に「あーん」と入れてあげる真似をします。
きっとカラフルなキャンディーを身に着けているような気分なのでしょうね。

キルト作業をしていると、手だけが動いて頭の中はどんどんクリアになっていく、
一種の「手芸ハイ」とでもいうような感覚がたまらなく気持ちいいのです。
これがワンピースとかブラウスとか工程が複雑で頭を使う手芸だと
この単純作業の気持ちよさはなく、完成したときの達成感がごほうび、という感じ。
キルトは何も考えずに、娘と他愛ないおしゃべりなどしながらただただ手を動かす、
それが純粋に楽しい。

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私が裁縫箱をダイニングテーブルに運んでキルトを始めたら、
娘が「ねぇ、ママ。ひさしぶりにターシャを観ようよ」と言うので
『ターシャからの贈りもの』をBGVとして流しました。
絵本作家として奮闘しながら4人の子育てを終えた後の人生を
長年の夢だった、庭作りと手作りの毎日で満喫するターシャ・テューダーの暮らしを
娘と2人で「きれいねぇ〜」とうっとり眺めながら、キルト作業はますますはかどるのでした。


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Author : Nao Ogawa