我が家で一番新しい一輪挿しは、一見ぐい呑みのような形のこちら。
水道橋にある「千鳥」という素敵な器屋さんで買った、阿南緯也さんという作家さんの作品です。
小ぶりなサイズ感、シンプルで印象的な形、色の上品なニュアンスが気に入って
仕事でお世話になった方へのプチギフトにしようと、同じものを２つ買いました。

面白いのは、中がこんな風になっていて、小さな穴に茎を挿して安定させられるところ。
枝ものでもアイビーなどの蔓でも、この穴が剣山のように固定させてくれるのでとても便利。
単純だけれどすごいアイデア！　こうした発想はきっと花を生けることが好きで
自分で日常的にやっている方だからこそ生まれるのでしょうね。

考えてみると、私は一輪挿しが好きでよく買うほうかもしれません。
自分のためにも買うし、人への贈りものにも一輪挿しをよく選びます
（そういえば義母への今年の母の日のプレゼントも一輪挿しでした）。

お値段もサイズも手頃だし、もらっても邪魔にならず、
ふと「花でも飾ってみようかな」という気持ちを呼び起こさせたり
花を生けなくても、ただ置いておくだけでも気分が変わったり。
そういうさりげなさが、私が目指す「贈りもの」のイメージなのかもしれません。
ちなみ左の首の細い一輪挿しは
以前のブログでキャンドルホルダーを紹介した和田麻美子さんのもの。
自分が好きで買ったものは、隣り同士に並べてもお似合いなのです。