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Jan 17,2014

最近の金継ぎ

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知らぬ間に欠けていたり、うっかりぶつけてしまった器を修復する金継ぎ作業
日常的に行っていて、夫から先日「だいぶ上手くなった」と言われたのに気を良くして
最近の作品(てほどでもないですが)をアップさせていただきます。

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スープボウルとして使っている左の碗も、右の平皿も、
気づかないうちに縁が欠けてしまっていました。
その欠けをパテで埋めて、上からうるしを塗って箔を払いました。

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愛用の土鍋「かまどさん」の蓋のツマミは、夫が何かにぶつけて欠けてしまったのですが
何の問題もなく修復できました。金継ぎの何が素敵かって、
それはお気に入りの物が壊れてしまったにも関わらず、落ち込まなくていいことです。
金の飾りをまとった器は、それまでとは違った表情を身につけ、新しい魅力を放ってくれます。

何度も金継ぎをやるうちに、だいぶ要領を得てきたのと同時に
無闇に気張らず、大らかな気持ちで作業に向き合えるようになってきました。
これはDIYやホームメイド全般に言えることで
自分や家族のためのものならプロ級の完成度じゃなくていいのです。
大事なのは「自分でやる」ということ。それだけで十分特別で愛しい存在なのですから。

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Author : Nao Ogawa