年末から年明けにかけて、ちょっとこわくなるくらいたて続けに大切な器が割れました。
以前なら、ボンドで無理矢理くっつけるか、泣く泣く処分していましたが
昨年から金継ぎを始めたことで今は器が割れても冷静に、すぐ割れの状態をチェック。
粉々になってさえいなければなんとかなるものです。
ずっと気持ちにも時間にも金継ぎに取りかかる余裕がなく
こわれた器たちを2階の金継ぎ作業場所(ガス乾燥機の上)で長らく修理待ち状態にさせていましたが
最近ようやく作業に取りかかれるようになりました。
新婚旅行で買った思い出のマグカップの持ち手は、現在パテでギプス中です。
お気に入りのポットと、ヒースセラミックスのマグも、全部持ち手が割れたのです。
どれも思い入れのある器だけに、こわれたときは泣きそうになりましたが
金継ぎによって見事復活! 昨年、金継ぎに初挑戦したときの器も
箔がとれてきてしまったものがあるので、もう一度うるしを塗って化粧し直しました。
金継ぎを始めたのは『暮しの手帖』の特集がきっかけでしたが、
その後『金継ぎ一年生』(文化出版局)という本を購入し、
それを見ながら接着剤やパテを使った修復法を参考にやってみたら、上手くできました。
前回箔がはげたのは、使い始めるのが早すぎたからかもしれないので
あと10日くらいは箔が落ち着くのを待とうと思います。
それにしても家電とか器って、どうして続けてこわれるのでしょうね。
しかも忙しいときにかぎって悲劇は起こるもの。
文系の我が家は家電が壊れては途方に暮れるしかないのですが
器なら、もう修復できるので大丈夫です。