7月9日発売『栄養と料理8月号』の「思い出の味」は、ジャズクラリネット奏者の北村英治さんです。
北村さんは戦後まもない1951年に、22歳でデビュー。日本のジャズ界のパイオニアとして活躍し、
48歳から61歳までアメリカの伝説のジャズフェス、モンタレージャズフェスティバルに13年連続出場。
85歳の現在も毎月のように銀座のステージに立ち、イギリスのジャズフェスにも毎年出演しています。
実は25年前、北村さんのディナーショーを家族で観に行ったことがあります。
実家に当時の写真があるというので、さっそく送ってもらいました。そこには、
今と変わらないダンディーな北村さん、18歳の僕と40代の若々しい母が写っていました。
北村さんにその写真を見せると、懐かしそうに目を細めながら喜んでくれました。
一流のジャズミュージシャンでありながら、料理の腕前もプロ級の北村さん。
和洋中からスウィーツまで、数々のレシピがサイトに掲載されています。→ 北村さんレシピ
丁寧で品のよい語り口と、筋の通った興味深いエピソードを聞きながら、
音楽と食の知識は多ければ多いほど、たくましく健やかになるんだと確信しました。