最近、娘が気に入っているのが、『サラダでげんき』という絵本です。
原作は『魔女の宅急便』で知られる角野栄子さん。『キャベツくん』の長新太さんが絵を描いています。

びょうきのおかあさんのために、サラダをつくることにした主人公りっちゃん。
のらねこやいぬ、すずめやありが次々にやってきて、おいしくつくるヒミツを、こっそり教えてくれます。
ピンクの屋根と真っ赤なドアの家は、見ているだけでパワーが湧いてきそう。

角野さんの作家デビューは35歳。『魔女の宅急便』は、48歳のときに書きはじめた作品でした。
当時12歳の長女が描いた魔女の絵が、作品のヒントになったそうです。

銀髪のおかっぱ頭に、赤いフレームのメガネがチャーミングな角野さん。
目をキラキラと輝かせながら、笑顔で楽しそうに話す姿がとても印象的でした。
講演を聞いてあまりに素敵な人だったので、サインまでもらってしまいました。

おいしそうにできあがっていくサラダと、緩急のあるリズムがこの絵本のよいところ。
（表紙絵がつながっていることは、娘から教えてもらいました）

気圧や気温の変化で体調も変化しますが、この絵本を読んだら、げんきになります。