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Sep 10,2014

本棚の真ん中で

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我が家の玄関を上がりすぐ正面の扉を開けると、そこが私の仕事部屋です。
たくさんの本や雑誌に囲まれた4畳半で、部屋の中で私がいちばんいいと思う場所に
ひとり暮らしの頃から使っているガラスの扉つきの本棚を置いています。
そこには仕事の資料とは別の愛読書を収めていて、その本棚の真ん中の段、
最も目につく場所に並べているのが『大草原の小さな家』シリーズです。

年季の入ったハードカバーの前半5冊は、娘の妊娠後期、
いよいよお腹が大きくなってきた頃に、夫が古本でどっさり買ってきてくれたもの。
こどもの頃はたしか図書館で借りながら読んだのですが細かい記憶はあまりなく
だから6年前に手にした時は、あまりの面白さに興奮しながら寝る間も惜しんで読み進めました。
後半のローラ物語も全5冊あるのですが、3冊目の『この楽しき日々』の途中で娘が産まれたため
あと2冊が揃わないまま6年も経ってしまいました。

私が次なる夢として思い描いているのは、
いつか娘と一緒にこのシリーズを読み進めながら感想を交換し合うこと。
家族や友人と同じ本を読んで感想を語り合うのは楽しいし、想像しただけでわくわくします。
順調にいけば(笑)5、6年後あたりでしょうか...

また、娘は別にしてもう少し時間に余裕ができたらやりたいと思っていることは
『赤毛のアン』をはじめ、こどもの頃に好きだった児童文学作品を再読することです。
この『大草原の小さな家』シリーズがそうだったように、
こどもの頃とは違う視点で作品に浸れて、あたらしい魅力を発見できると思います。
いつか必ずやるからそこで待っててね、という思いを込めて
いちばんいい場所に並んでもらっているのが、この本たちなのです。


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Author : Nao Ogawa