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Sep 17,2014

特別鑑賞席

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引き続き『大草原の小さな家』の鑑賞に忙しい、私と娘。
DVDセット1シーズン分に24話も入っているうえ、1話が50分弱あるので、
見ても見てもまだまだ続きがあるのです。
毎回必ずといっていいほど泣きどころの感動シーンがあり、
そのあたりに差しかかると娘は私の顔を振り返りながら「まーたないてるの、ママ」と呆れ顔。

連休最後の日、旅の疲れを癒すために昼間からソファで見ちゃおうか、と提案すると
「じゃあママのためにおせきをじゅんびしてあげる!」と胸を張ってみせる娘。
しばらくすると、クッションとリモコン、DVDのケースが置かれたソファの前に、
スツールとお茶の飲みかけが入ったマグカップ、ティッシュとゴミ箱がばっちりセットされた
特別鑑賞シートに案内されました。

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実は赤ちゃん時代から、娘の「空気を読む才能」が家族の間で注目されていました。
普段、私や夫には「とことん寝ない性質」で手を焼かせるのに
忙しい時期に実家や姉の家に預けると、日頃の睡眠不足を解消するかのように昏々と眠って
「よく寝てよく食べてまったく手がかからないいい子」にキャラ変えするのです。
家族とはいえ、自宅以外の場所で迷惑をかけないのはもちろん助かるのですが
なんか空気読んでるっぽいね、この赤ちゃん......と大人たちはみな思っていたのでした。

その才能は順調に育っているようで、「ママが泣きそうな空気」にも驚くほど敏感です。
それにしてもティッシュはまだしもゴミ箱まで用意するとは!
細やかな気遣いにちょっと感心しました。

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Author : Nao Ogawa