『sketch 2』に収録している、20代の頃からの仕事仲間・岡本真菜子さんとの対談は
彼女が今年春に移住した尾道で行いました。
引っ越し前のさよなら写真展で会って以来4ヶ月ぶりの再会。
二児の母の彼女を長時間連れ出すことはできないので、対談は私たちの宿の部屋で2時間半と決めました
（夫は最初に写真を撮ったら散歩に出たので、話は二人きりで）。

駅前にも便利そうなホテルはいろいろありましたが、「尾道に来た！」という気分を景色で味わうべく
宿は山の上の千光寺公園脇にある「千光寺山荘」に。
修学旅行や合宿で泊まったような（笑）いい具合の古さの旅館で、見晴らしはこの通り最高！
静かで落ち着けて、対談には理想的な環境。ここにしてよかった、と心から思いました。

しかし、かれこれ15年以上の付き合いなので、思い出話に花が咲いて......話がまとまらないまま、
ロープウェーの最終便が出てしまう時間！ レコーダーを回したまま、移動しながら対談を続けます。

山を覆うたっぷりの濃い緑色、夏の西日のオレンジ、眼下には少しくぐもった青緑の海。
この穏やかで幸福なせつなさは何？と聞きたくなるほど、尾道は絵になる街でした。

この風景と光を前にしたら、彼女がここに引っ越したのは必然だったのかも、と思えました。
真菜子ちゃんが『sketch』のために提供してくれた写真も、すべて尾道にきてからの作品です。
そして対談は、きっといろんなことを考えさせられる、考えたくなる、深い内容になりました。
私自身、『sketch』の中でとても気に入っているページです。

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先行発売からまだ一週間というのに、すでにたくさんの方々の手に渡って行った『sketch』。
早速感想を送ってくださる方、ご入金のお知らせをくださる方、本当にありがとうございます。
お返事がなかなか追いついていませんが、すべて確認させていただいています。
そして、心のこもったコメントに、二人でじんわりと感動しています。

......さて、週末！ ブログはお休みをいただきますが、本のお申し込みは受け付けます。
郵便番号とご住所の記載をお忘れの方が多いので、送信前にご確認くださいね。　→SHOP『sketch』