この家に暮らし始めて、もうすぐ丸４年になります。冬も4度目。
気づけば今年はまだ、夫も私も本格的な風邪を引いていなくて
おそらく、手洗い＆うがい、食べもの、服の着かたまで
実際の経験に基づく自分たちなりの「冬対策」のおかげかもね、と話しています。
最初の1、2年は、予想以上の室内外の冷え込み方に、冬という季節に脅威すら感じてしまい
季節を楽しむ余裕がありませんでした。でも寒さに対する心がまえが身についてくると
部屋の奥まで届く冬ならではの低い日差しの暖かさに気づくようになってきました。
日中のリビングや、二階の和室、もちろん縁側も、厚着だと汗をかくほど暖かい日もあって
冬というのは、早く過ぎてほしいと耐えるばかりの季節でもないように思えてきたのです。
冬らしい明るさで満たされたリビングで、バレエの練習に余念がない娘。
くるくると回転しながら「ママー、きょう、きもちがいいね」と言いました。
こうして気持ちのいい光の中で踊りつづけた午後を
娘がいつか懐かしく思い出すときがくるのかもしれません。
そう考えたら、庭から差し込んでくる穏やかな光が、とてもありがたいものに見えました。
