もしやブログ初?となる私の手描きイラストとともに、先週末に起こった衝撃体験のご報告です。
先日、小学校入学前の耳鼻科検診に娘と出かけてみると
「お母さん、この子、耳垢が詰まっていて鼓膜が見えませんよ!」と注意を受けてしまいました。
びっくりするやら恥ずかしいやらでしたが、たしかに、娘がなぜか耳掃除を異常に怖がるため
外から見えるところまでは綿棒でささっと掃除して(それでも毎回泣かれます)、
奥まではしっかり差し込まずに済ませてきてしまったのです。
聞くと、特別な器具が必要なので集団検診では取れないとのこと。
嫌がる娘を、仕方なく耳鼻科へ連れて行くことにしました。
夫が普段お世話になっている駅前の耳鼻科に行くと、
とても年配、つまりベテランの先生が娘の耳の穴をのぞいて
「これは......かなり難しいよ、お母さん。この子が泣いて動いたら、大変なことになるよ」と
ひるむほどの事態。一瞬、絶望感に包まれたその場の空気を変えてくれたのは、看護婦さんの
「お母さんと私でしっかり押さえて動かないようにして、がんばって取っちゃいましょう!」
という明るい一声でした。
かくして、イラストのような状態でオペが始まりました。
恐怖で泣き続ける娘の頬を両手でがしっとはさみ、目を見つめながら
「ぜっっったい動いちゃだめだよ!!」と声をかけ続けること数十秒......
「でた!」という先生の声。娘のひざの上にゴロンと落ちたのは、
耳垢というイメージからはほど遠い、カチンコチンに化石化した黒い塊。
思わず「ヒェェ!!」という声が出てしまったのは言うまでもありません。
もう片方の耳からも同様の塊が取り出され、娘の耳の穴は無事すっきり状態になったのでした。
病院を出た娘は、まだ頬に涙の跡が残りつつも「前よりよく聞こえる」と晴れやかな表情。
テレビの音が大きすぎるとよく注意していたのも、このことと無関係ではなかったはず......
嫌がることを理由にちゃんと耳の奥まで掃除してこなかった自分を猛省しました。
家に帰って、夫やばあばや、実家にまで電話してこの耳鼻科エピソードを報告していたのですが
おそらく家族史に刻まれるほどの衝撃レベルの体験を、より克明に伝えたい!と
再現イラストを描いてみたら、夫にほめられたので(笑)ブログ記事にすることにしました。
今後は定期的に耳鼻科へ行って、娘の耳奥の点検、してもらうつもりです。