お天気に恵まれた三連休の初日は、神楽坂と早稲田、最後に御茶ノ水へ回るコースでお出かけ。
一軒目のla kaguは昨年オープンした話題のスポット。新潮社の古い倉庫を改装したここは
カフェ、ファッション、ライフスタイル雑貨や家具などの中に置かれた本のセレクトも面白く
ぜひ夫と娘を誘って一緒に来たかった場所でした。

娘はさっそく本棚から自分で本を選び、作家さんの講演会や対談などのイベントが開かれる
レクチャースペースのベンチで読み始めました。
その様子を見守りつつ、私は自分の目線で本棚を見たり、雑貨を物色したり。

これが洋服だけのお店だと、娘や夫がすぐ飽きてしまい、その状況に気を遣いながら
急いで見て回らなくてはいけないので、なかなか買い物を楽しむレベルまでいけません。
でもこうして本がある場所だと、みんなの気持ちにゆとりが生まれるのです。
お昼ごはんも美味しくて、気づけばずいぶんのんびりとここで過ごしていました。

神楽坂は、実は最初に勤めた出版社があったため1年間毎日通った街。
隣駅は母校のある早稲田で、最後に立ち寄った御茶ノ水は高校時代に通った予備校がある街。
もっとおしゃれな街を歩いても最近はなかなか味わうことのない不思議な高揚感が
この日のお散歩コースにはありました。単に懐かしさだけではなく、もっと新鮮なときめきで
今の自分が求めている空気感みたいなものを、そこに感じ取った気がしました。