名古屋に帰省するたびに、実家のそばの書店にばあばと一緒に出かけて
「ママは買ってくれない本」、つまり女の子向けアニメやキャラクターなどの本を
買ってもらうのが娘の楽しみでした。
私は、祖母と孫の絆のためならと黙認していたのですが、得てしてそうした本は、
欲しがったわりにサラッと読んだらもうおしまい、といった娘の様子や
買ってくれたばあばと一緒に読むのは内容からして無理がある点が不満でした。
そこで今回の年末帰省では、そうした本を買ってもらうことはもうやめにして
代わりに、娘も周囲の大人も一緒になって楽しめる本を買おうと思いつきました。
それはいったいどんな本かといえば......「なぞなぞ」です。
元旦から本屋さんに行くと、あるある、いっぱい!
小学校1・2年生用、3・4年生用、女の子用、ドラえもんのなぞなぞ、などなど...
中身を見ながら私が選んだのがこちらの一冊でした。
果たして、これがとてもいい買い物だったのです。
名古屋の実家でも、豊田の親戚宅でも、私の実家でも、大いに盛り上がりました。
真っ先に食事を終えた娘が「それでは、なぞなぞです!」と号令をかけ
まだ食事中の大人たちが一斉に問題を聞き、「えぇ〜???」と必死に正解を考える。
この時間は、こども(出問者)と大人たち(回答者)は立場が完全に対等になり、
年令に関係なく誰がいちばん脳が柔らかいかが試され、
正解が出るたびに笑いが起こって場が和みました。
娘のように一人っ子であるなど、こども同士で遊ばせてあげることができないとき
なぞなぞを媒介に大人とこどもが一緒になって遊ぶのはとてもいいなと思いました。
おまけに娘は質問を読み上げながら文章をスラスラ読む練習にもなっていたようです。
それでは最後になぞなぞを1つ。
「おさらにのっているはずだけど、どこにもないあげもの料理」、わかりますか?