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Aug 26,2015

玄米と「いつもの」

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家で玄米を炊くようになって1年半余り。最初は物めずらしさから面白がって食べていた娘が
しばらくして「すきじゃない」と言い出し、今は週1、2回の頻度で炊いています。
意外な展開だったのは、白米が大好きな夫が玄米の魅力に目覚めたこと。
満腹感が得られて腹持ちもいいため、すぐお腹が空いてしまう困った体質には
心強く、ありがたいようです(笑)。

結婚した当初はしょっちゅう風邪をひいたりお腹をこわしたりしていた夫でしたが
じわりじわりと体質改善されたようで、昔とは比較にならないほど丈夫になりました。
一人のときは進んでは食べなかったものを食べるようになったことも影響しているらしく
玄米も、私の興味に一緒に乗っかったことで体調面で吉と出た気がします。
私も夕食に玄米を炊く日は、娘の不満そうな顔など知らんぷりで、ちょっとうきうき。
十六穀を混ぜて炊いているのですが、おかずをのせなくてもしみじみ美味しいし、
圧力鍋とカムカム鍋を組み合わせる炊き方もだんだんコツをつかんで
モチモチに炊けるようになりました。

ちなみに私、43年間生きてきて初めて
「いつもの」の一言で店主に注文が通じるお店ができました。
それは市場の中にあるお米屋さん。
もうすっかり顔なじみで、私が店に近づいていく段階から
店主のお兄さんがニコニコしながら「まいど!いつもので?」と迎えてくれます。
玄米ならすぐ受け取り、白米を買う日は精米してもらっている間に野菜や魚を買いに行って
最後に立ち寄ると、私の荷物が多いときは店から車のトランクまで運んでくれます。
これから先、飲食店に入って「いつもの」とマスターに言いながら
カウンターに腰かけるような立場になる予定は今のところないし
「いつもの」への憧れを近所のお米屋さんで叶えられて、かなり幸せです。


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Author : Nao Ogawa