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Aug 25,2015

世界名作劇場展

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どうしても見ておきたかった『世界名作劇場展』に、娘と出かけてきました。

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チケットはラスカルです。
ヨチヨチ歩きで大人の真似をし始める、2歳前後の好奇心旺盛な幼児がモデルなのだそう。(納得)

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僕がいちばん楽しみにしていたのは、宮崎駿さんの生原画です。
場面構成を手がけた『赤毛のアン』では、鉛筆で緻密に描かれたやわらかな線、
キャラクターの心情に合わせ、見事に計算された広がりと奥行きのある構図など、
完成度の高い原画の数々を間近で見ることができました。
(『母をたずねて三千里』と『赤毛のアン』の監督は、ジブリの盟友 高畑勲さん)


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宮崎さんが初監督を務めた『未来少年コナン』に大興奮! 生々しい線が目の前に迫ってきます。
(展示している原画は撮影ができませんでしたので、図録より紹介させていただきます)

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『アルプスの少女 ハイジ』や『母をたずねて三千里』でキャラクターデザインを担当した小田部羊一さんの美しい原画。独特のやさしいタッチの鉛筆画や、ふんわりとした水彩の色使いは、本当に勉強になりました。

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ラスカルの主題歌『ロックリバーへ』を作詞した岸田衿子さん手書き原稿も!(詩人で童話作家としても知られる岸田衿子さんは谷川俊太郎さんの最初の奥さんで、初代ムーミンの声を担当した女優 岸田今日子さんの姉。「ハイジ」や「フランダースの犬」、「赤毛のアン」の作詞も彼女がすべて手がけています)

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「トム・ソーヤ」や「ペリーヌ」、「フローネ」など、何度見ても感動できてワクワクする作品を発表し、アニメーションの価値を高めた大先輩たちの原画を見て、大いに刺激を受けました。

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仕事で来られなかった奥さんには、静かに本を読むアンのしおりがおみやげ。
この素晴らしい展示は、2年かけて全国を巡回するそうです。→ 「THE 世界名作劇場展」

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Author : Takahiro Koike