娘と自転車の練習をしていて面白いなぁと思ったことは、犬の散歩や畑仕事をしてる人、車やバイクに乗っている人... 行き交う人たちが皆、娘を微笑ましい顔で見守り通り過ぎることです。
きっと誰もが、初めて自転車を買ってもらった時の喜びと、
転んだ時の痛みを知っているからでしょう。
自転車に乗る練習をする時間は、人生のほんの一瞬かもしれませんが、
その喜びと痛みは、誰の胸にもしっかりと刻み込まれているのだなぁと思いました。
「やかまし村の子どもたち」や「長くつ下のピッピ」などで知られるアストリッド・リンドグレーンの『ロッタちゃんとじてんしゃ』は、子どもたちの繊細な表情と隅々まで描かれた緻密なイラストで、まもなく自転車に乗れそうな娘と読むのに、ちょうどよい絵本です。→ Astrid Lindgren