土曜日、絶好のお天気の中、無事に七五三のお祝いができました。
私と娘は朝8時半に百貨店の美容室に入り、約30分のヘアメイク、1時間の着付の後に
百貨店内の写真室へ移動。まずは娘のソロ写真を2枚撮影して......
家族写真の撮影です。最初に私と母、続いて夫と父のポジションを決めたところを
娘がデジカメで撮ってくれました。この後、5人の写真を撮影したら......
私の姉も娘の晴れ姿を見に駆けつけ、みんなで神社へ移動してお宮詣り。
娘の着物は、姪っ子たちからのお下がりです。
母が呉服の仕事をしていた関係もあり、地模様入りの白い着物を
色味にこだわりながら赤く染めてもらったもの。
着付をしてくれた女性たちも「あらぁ......見事な着物だわねぇ。素敵ねぇ」と
何度も言いながら、複雑な結び方の帯に至るまで
「さすがプロ!」という鮮やかな仕事ぶりで着付けてくださいました。
すっきりとアップにしたヘアスタイルは、20パターン以上あるカタログから
娘自身が「これがいい」と選んだもので、髪飾りともよく似合っていました。
着物、長襦袢、帯、ぽっくり、巾着、髪飾りに七五三用の小物まで
これらはすべてきちんととっておいて
姪っ子や娘の子にあたる次の代へと引き継ぐことになっています。
十年以上前、母がそれなりの金額を払って揃えたであろう一式ですが
すでに姪2人と娘、3人の女の子がそれぞれの七歳のお祝いで順番に袖を通し、
おそらく十数年後からまたそうした出番の年月がめぐってくると思うと
この赤い着物がとても幸せな存在に思えてくると同時に
和服には、そうして「つないでいく」という行為がとてもよく似合うのだなぁと
あらためて感じた一日でした。