週末は以前から気になっていたお店へ。
我孫子市にあるNorth Lake Cafe & Booksに行ってきました。
僕の卒業論文はジャック・ケルアックの『On The Road』でした。新婚旅行でサンフランシスコにある憧れの書店「City Lights Books」を初めて訪れ、本を出版することの素晴らしさや書店でイベントを行うことの魅力を肌で味わいました。
店主の松田さんご夫妻が営むNorth Lake Cafe & Booksにも、クールなビートカルチャーや風土に根づいた自由でゆったりとした雰囲気が漂っています。
豆とひき肉のカレーと深煎りのコーヒーが気に入り、いろいろなお話をさせていただきながら、新刊本と古本、絵本とコーヒー豆を購入させていただきました。
お店の近くには手賀沼という大きな沼があります。大正時代に白樺派の柳宗悦、志賀直哉、武者小路実篤らが暮らした土地として知られています。僕の中で沼といえば、河童、水木しげる、70年代アメリカ南部のスワンプ(沼)ロックのイメージ。
整備されたサイクリングコースや思わず走り出したくなるジョギングコース、温泉に道の駅などがある手賀沼。沼のほとりでいっせいに毛づくろいをする白鳥ファミリーを見て、娘は目を丸くして驚いていました。
よい店や場所を見つけた時のこの上ない喜びは、楽しみにしていたライブ会場に到着した時のワクワク感に似ています。North Lake Cafe & Booksには、気がつくとズブズブと引き込まれて抜け出せなくなる沼のような、独特のよい空気感がありました。→ North Lake Cafe & Books