西荻窪と吉祥寺のちょうど真ん中あたり、五日市街道沿いにある〈青と夜ノ空〉で
今月から『sketch』の販売がスタートしています。
〈青と夜ノ空〉は2014年のオープン以来、衣食住をテーマにした本を
新刊と古本を織り交ぜながら並べているお店です。
ギャラリースペースとして展示を行ったり、ワークショップやトークイベントを開催したりと
本を軸にした心地よいライフスタイルを提案するショップとしても人気を集めています。
納品から数日して伺うと、メインのテーブルの上の、すぐ目に入ってくる場所に
しっかりと存在感を感じる並べ方で『sketch』を置いてくださっていました。
お店の空気感にもとてもなじんでいて
純粋に風景として見てもきれいだなぁと、うれしくなりました。
〈青と夜ノ空〉という、まるで物語が浮かび上がってくるような素敵な店名について
店主の中村克子さんに伺ってみると
「自分が好きなものの名前を並べてみただけで、とくに深い意味はないんですよ」とのこと。
でも、この名前のムードに惹かれて、個展会場として使用させてほしいと
申し込んでくる作家さんたちもいるそうです。たしかに納得ですね。
テーマに沿ってお店が選んだ本を毎月お客さまに届ける「青と夜ノ空セレクト便」をはじめ
お客さまや作家さんたちとのコミュニケーションを大切にする姿勢が
風通しのいいお店の雰囲気から伝わってきます。
「『sketch』の中のエッセイではとくに「店に置きかえるスイッチ」が面白かったです」と
具体的な感想を聞かせてくださった中村さん。前職はなんと編集者だそうで
本づくりや取材のことなど、話せば話すほど共感ポイントが見つかり楽しいです。
『おしゃれと人生。』もお店に並べてくださっていて
何か一緒に面白いことができたら......なんて話をしながら長居してしまいました。
「あの店にいくと何かいい本に出会える、という店をめざしています」という言葉どおり、
今の生活がちょっと心豊かになるような本たちが待っているお店です。
その中に新しく『sketch』も入れていただけて、幸せです。