長い冬休みのあいだに朝寝坊グセがついてしまった娘が、年明けの始業式の前日、
次の日から早起きができるかどうかをとても不安がっていたので
「ぜったいに起きられる方法」をいっしょに考えました。
それが期待以上に効果があり、3週間も効力が続いていることに、驚いています。
その方法は、とても簡単。目覚まし時計を布団から手が届かない場所に
着替えセットといっしょに置いておくのです。
夜、娘は障子を開けたすぐ外側にそのセットを置いて寝るのですが、
わたしが起きるのは娘の目覚ましが鳴る1時間以上前なので
廊下を通るついでに、窓側や階段側に時計の位置をこっそり遠ざけておきます。
すると、アラームを消したついでに
「ここまで歩いちゃったなら起きよっかな」とあきらめ気分になるようで
布団に戻ることもなく、そのままトントンと素直に階段を降りてきます。
また時計移動のついでにアラームが鳴る予定時刻をチェックして、
娘がセットした時間より少し遅らせておくという裏技も使います。
目覚ましが鳴った後にもう一度寝てしまうのは、たいてい時間に余裕があるからで
もういいかげん起きないと、というギリギリの時間に鳴らすのがコツ。
こうした時計技にくわえて、娘の早起きモチベーションを継続させるべくこころがけているのは
これ以上は無理というくらいに、自力で起きてきたことをほめちぎること(笑)。
「もう何日間も続いているよ〜、エラすぎる!」とか
「今度みーちゃん家(わたしの実家)に行ったらこのことを報告してほめてもらおうね!」とか、
日替わりで内容を変えつつ、とにかく全力でほめ讃える。
まだ半分しか目が開かないような状態で、今日着る服を抱きながらストーブの前に座りこみ、
それでもニッタリと満足げな表情を浮かべて誇らしそうにうなずく娘。
ちいさな体で、生きていくかぎり(というのは大げさにしても)つづく早起き問題と
真正面から向き合い、奮闘している姿に、毎朝ちょっとした感動をもらっているのも事実です。
朝、ちょっとした感動を与えてくれるものは、あんなところにも。
昨日のブログ(→ BLOG )で、毎年恒例の開花報告をした梅子です。
冬の朝、きりりとした光の中に、白くちいさな花がぽつん、ぽつん、と咲いている様子が
二階の廊下からもはっきりと見て取れます。
暗くて寒くて早起きがつらい季節も、もう折り返しまではきたでしょうから、
わたし自身の早起きにも、これからは楽しみが増えていく一方です。