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Jun 19,2017

ヨガの役割

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『心地よさのありか』に収録のエッセイ「ヨガライフはじまる」にも書いたように
毎朝のヨガをはじめたのは、(加齢と座り仕事による)体力の低下という事実に直面して
ある日とても恥ずかしい思いをして、そこからの一念発起がきっかけでした。
あれは2015年の夏の終わりだったので、わたしの朝ヨガ習慣ももうすぐまる2年になります。
最初のうちしばらくは、筋肉痛や、早起きのツラさと闘っていましたが
いまとなっては、もうやめることがイヤなほどの大切な習慣になっていて
ヨガにずいぶん助けられながら、日々の暮らしや仕事に向き合えています。

わたしはとくに仕事において、やるならちゃんとやると決めてきっちり取り組もうとする
よくも悪くも生真面目な性格なので、思い描いたペースで進められなかったり、
何らかの都合で作業が遅れ、それによって仕事仲間に迷惑をかけてしまうといった局面で
まぁ仕方ないさとどっしり構えることができない、融通の利かないタイプ。

けれど毎日のほとんどは、自分の思うようにいかないことだらけ。
そのたびに焦ったり、落ちこんだりするわけですが
負の感情が渦巻いてぐちゃぐちゃになったときは
とにかくヨガをやってから、目の前の事態の解決策を前向きに建設的に考えることにします。
すると一時的な感情に押し流されそうになっていた自分をいったんクールダウンさせて
フラットな状態で、では現実的にどうすればいいのか、と冷静に考えられるようになります。

パニックに直面したときにはまず深呼吸、といわれるように
わたしは毎日ヨガをしながら50分という時間をかけて深呼吸をしているのです。
だから終わると、始める前に悩んでいたことの答えがポンと見つかることがよくあります。

昔は悩んだり行き詰まったりすると、友人に勧められた占いに行ったこともありました。
でもいまは、当たると評判の占いの予約を取るより、
ヨガをするほうが手っ取り早く、効果も確実な気がしています。
だって運命も所詮は体に宿るもの。
健やかな体と心でいれば、不運を跳ね返せたり、
トラブルをチャンスにできたりするのではないかと思うのです。
だから、ちゃんと寝て、食べて、動き、ヨガを続けていこう。
ヨガにおしえられることは、はかりしれません。

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Author : Nao Ogawa