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Jun 02,2017

『心地よさのありか』の楽しみかた その1

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読者の方々から、さまざまな反響をいただいています。いちばん多いのは「何度も読んでいます!」という、うれしい感想。今日は特別に『心地よさのありか』の楽しみかたをこっそりと教えましょう。書店では「暮らし」や「ライフスタイル」の棚にあることが多いようです。平積みしていることもあれば、棚に差してあることもあります。


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帯を外すとグッと雰囲気が変わり、ふんわりと風が吹き抜けます。右下には第3章「おしゃれの深み」のエッセイ『四十代のクロゼット』(P102)に添えられたショッピングバッグのイラストが現れます。何を3つも買ったのでしょうね。イラストにかかる色が表紙はブルーですが、本文はピンクなので印象も少し違って見えてきます。

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さて、次は裏表紙を見てみましょう。帯を外してみると・・・


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右下に2人の女性が現れます。同じく第3章の「ヘアスタイルとわたし」(P122)に収録されているイラストです。本文の色はイエローですが、表紙ではピンクになっています。2人はどんな間柄なのでしょう。シャツのブラウンが程よいアクセントに。

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そして第4章「働きかたを、探りたい」のエッセイ「あのひとなら、どうするだろう」(P150)に収録されたイラストは、(このグリーンの色は特に気に入っています)表紙のタイトル下に。

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帯と表紙のイラストがピッタリと重なっているのがわかりますでしょうか。ちょうど頭の部分なので、ほんの1mmでもずれてしまうときれいに見えません。(入稿時に担当編集者はかなり心配していました)紙の特性を知り尽くしたデザイナーと印刷所と製本の技が見事に結集され、ひとつのイラストに見えるのです。このイラストがピチッと揃っているのを書店で見るたびに、僕は彼らの仕事に敬意を表し、小さくガッツポーズをするのです。

Table Talkも今月で6年めを迎えました。更新を楽しみにしてくれる皆さまの顔を思い浮かべると、どんなに忙しい時でも更新し続けようという真摯な気持ちになります。個展やトークイベントで直接お会いし、グッズや本を購入していただき、大切なオーダーのイラストを制作するたびにいつも感じるのですが、読者の方々が本当に自分の言葉を持っている素敵な方たちばかりだということです。これはサイトを開設した当初からそうでした。きっと心地よさを感じる感覚が近いのでしょうね。皆さんとの確かなつながりは年々大きくなっています。これからも身近な感想やリクエストなどいつでもお待ちしていますので、どうぞお気軽に。それでは新たな発見が見つかるようなスペシャルな週末を!

*『心地よさのありか』は6/2現在Amazonで品切れになっており、ただいま入荷待ちとなっております。まもなく入荷する予定ですので、もうしばらくお待ちください。全国の書店では販売しております。たいへん申し訳ありません・・・。

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Author : Takahiro Koike