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Sep 15,2017

Seattle Music Scene 2017

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アメリカに行くと必ず予定に入れるのがコンサートです。ライブハウスなら10ドルちょっと、大きめのホールでも20~30ドル前後と来日公演の約半額ほどで、手軽に観ることができます。シアトルは会場の多さからも、音楽が本当に身近にある街だと実感します。


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土曜の夜に出かけたのは、あのニルヴァーナが出演したことで知られるクロコダイルというライブハウスです。Frankie Cosmos(フランキー・コスモス)というNY出身のインディーポップバンドを目当てに開場30分前に到着するとSold outの文字が・・・。


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チェックしたときはBuy Ticketと書かれていたので大丈夫かと思っていたのですが、お店の外まで長い行列ができています。アメリカのコンサートは20時にオープニングアクト(前座)の演奏があり、メインが登場するのは21時過ぎ。まだ時間があるので、別のライブ会場に移動してみます。


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パイクプレイスマーケットにほど近いSHOWBOXは、11年前の取材旅行時に一人ホテルを抜け出してCalexicoのライブを観たことがあります。オシャレで音楽好きな人がたくさんいて、深夜まで素晴らしい演奏を繰り広げたのを今も覚えています。


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この日のメインはDead Crossというハードコアバンド。勇気を出して爆音に身をまかせようかとも思いましたが、並んでいるお客さんがほぼ全員ブラックTシャツにブラックジーンズの大柄な男性。強そうな人たちばかりということで見送りました。

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10年前の新婚旅行で奥さんとオーストラリア出身のJohn Butler Trioを観たMoore Theaterは、残念ながら公演はないよう。ここは100年前に建てられたという由緒ある内装、奥行きと高さがあるため音響も素晴らしい会場です。→ Moore Theater(今月末にBen Folds、来月はIron & Wine、Courtney Barnett & Kurt Vile!)


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数ブロック先にあるThe Triple doorは、食事をしながら演奏が楽しめる会場です。ジャンルを問わずルーツミュージックや凄腕ミュージシャンのライブが毎晩行われますが、どちらかと言えば翌日のほうが観たかったので、入るのはあきらめました。

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途中、僕らが帰国後の週末3日間行われるシアトルの野外フェスBUMBER SHOOT2017のショーウィンドウを眺めながら、奥さんと娘の待つホテルへ戻ることに。


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コンサートが観られなかった顛末を話すと、2人がやさしくなぐさめてくれました。さらにホテルに備え付けのラジオにも救われました。


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アメリカのFMは音楽のジャンルごとに専門局があるのが普通です。(ラジオの上のボタンを押すと専門局につながる設定で、この独自の選局がおもしろい)右から2番めのSoft rockを押すとブルーノ・マーズやU2、Iggy Pop、プリンスやBECKがかかるのです。(POPSとメジャーなロックという感じ)そしてCountryを選ぶとNIRVANA、Radiohead、Van Halen、AC/DC、レッチリやガンズなどガンガンかかるのです(素敵すぎ!)。楽しみにしていたコンサートが観られなくて残念でしたが、そんなモヤモヤした気分を家族とラジオが吹き飛ばしてくれました。



滞在中にシアトル公演があったBeck。といっても、中心部から車で1時間ほどの大きな公園での野外コンサートでした。まず帰りの交通手段をどうするか、小学生の娘を連れて行けるのかなど、さまざまなシチュエーションを検討した結果、今回は断念しましたが、10月に来日するそうです。(WOW)それでは台風を吹き飛ばすような爽快な週末を!

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Author : Takahiro Koike