長編となったシアトル旅行記も、いよいよ今日が最終回!
初めてのB&B宿泊体験は、終始快適なままチェックアウトの朝を迎えました。
この日もマフィンとヨーグルト、シリアルの朝食を済ませたら、
しばらくリビングでくつろぎタイム。
こんな優雅な空間を自分の家のように使えるなんて人生でそうそうあることではないし......
朝がとくに気持ちいい家だったので、名残惜しい気持ちで
いろんなコーナーを目に焼きつけながら最後に歩いてまわりました。
広いリビングやダイニングの他に図書室もあり、しかも古い書物だけでなく、
テーブルには最新の雑誌もさりげなく置いてあるのがまたよかったです。
手入れの行き届いた古いものって、やっぱり最強だなぁと感じた素敵なB&Bでした。
部屋にキッチンがないB&Bは、旅行中ずっとというのは我が家には合いませんが、
今回のように滞在中数日間というかたちでならば、
ホテルとはガラリと気分も変わるし宿泊自体にイベント感もあるし、
とてもいいなという発見が今回の収穫でした。
帰路は13時半にシアトル空港発、成田まで直行のANA。
朝の道路の渋滞が怖かったので、B&BからUBERでキャピトルヒル駅まで行き、
そこからは初日と同じサウンドトランジット・セントラル・リンク・ライトレイルを
使うことに。
スポーツ観戦には誰も興味がない我が家では縁がなかったSAFECO FIELDほか
シアトルの街を窓の外に映しながら、列車は40分かけて空港へ向かいます。
そしてチェックイン後、空港内にあるSUB POP(シアトルの有名レコードレーベルのお店)で
夫が突然買い物モードに!
わたしから見てもデザインがよくて欲しくなるものがいっぱいで
なんでこのお店が帰りの空港にしかないのよう〜と恨めしく思ったほどでした。
最後は雨もパラつくどんより天気のシアトルでしたが、
一週間を濃密に過ごしたわたしたちのこころは晴れ晴れとしていました。
『こころに残る家族の旅』を読みながら旅した今回のシアトルは
大きなケガも病気もなく、本格的なケンカも起こらず、
全員がその街にまた来たいと思って旅立てるのですから、
家族旅行としては満点といえるかもしれません。
次またいつ来れるのかわからないけれど、
わたしたち家族にシアトルという街は合っていて、
楽しく心地よく過ごせる場所だということが、肌でわかった旅でした。
ありがとう、シアトル!
そして10回におよぶシアトル旅行記におつきあいくださり、
応援メッセージや感想を送ってくださった読者のみなさまにも、お礼を。
明日からはまた、京都旅日記をよろしくお願いいたします。