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Oct 10,2017

シアトル旅行記9

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シアトル旅行記が終わらないうちに京都旅日記がはじまってしまったため
がんばってこちらを先にゴールさせようと思います!

というわけで、シアトル街歩き6日目。
実質、滞在最終日となった日の記録。

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朝6時半に携帯のアラームで起きると、念願の姫ベッドで寝た娘はまだ夢のなか、夫もグースカ。
それでもベッドとテレビのあいだにマットを敷いて、わたしはひとり朝ヨガ。
実際のところ、家にいるときほど集中してヨガはできませんが、
旅のあいだも「休んでいない」ことがこころと体にとって大事なのと、
自分しか起きていない静けさのなかで、今日のプランを整理する貴重な時間でもありました。

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3人が身支度を終えて食堂に上がって行けたのは、8時50分。
このB&Bの朝食は、焼きたての手づくりマフィンと、コーヒー、
それにセルフサービスで各自よそうヨーグルトとシリアル、フルーツ、ジュース。

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他の宿泊客は、おそらく3、4組。みんな欧米人の中高年カップルで、
小さい子連れはわたしたちだけでしたが、目が合えばニッコリして挨拶して、
でもとくに客同士が話し込んだりするわけでもなく、適度な距離感で過ごしやすかったです。

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家具も小物もクラシカルなお屋敷なのですが、
部屋が地下だけに少しこもったような匂いがした(その問題は持参したポプリで即解決)以外は
細かな部分までお掃除が行き届いていて気持ちよかった。
どのサイドテーブルにもさりげなくコースターが置かれていて、
家具が傷まないように工夫されているのにも感心しました。

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リビングの窓から庭へ出られるようになっていて、
外のテーブルでゆったり朝食をとっている方もいました。

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お出かけの支度が整ったら、10時にUBERを呼んで......

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街歩き2日目の夕方にも来たシアトルセンター( → BLOG )に到着。

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スペースニードルのまわりに公園や博物館、Children's museumもあるここは
野外にこんな遊び場もあるのです。

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このあと、ふたりは博物館に行くことになっていて(その報告は夫のブログで!)、
10年前にその博物館に行ったわたしは、そのあいだ別行動させてもらうことに。
午後1時にパイクプレイスマーケットで会うことを約束したら、ここでお別れして......

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わたしはひとりバスに乗り、SAFECO FIELDよりさらに南下して、
SODOというエリアにやってきました。バスを降りた瞬間、
ダウンタウンとは違う、いかにも郊外という殺風景な空気感にややたじろぎました。
お目当ての場所はバス停から通りをはさんですぐ向かい側なのに、
この広い通りを渡るための横断歩道がけっこう遠くて、
歩道を歩いているひともそんなにいなくて、という場所。

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それでもなんとか通りを渡ってやってきたのは、PACIFIC FABRICSという手芸屋さんです。

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昨冬から始めたダーニング用の木製マッシュルームが欲しかったのと
アメリカの手芸屋さんそのものに興味があったのですが、
ダーニングマッシュルームも取り扱ってないし
(スマホの画像で見せても店員さんはピンときてなかった)、
バスでドキドキしながらわざわざ来るほどでもなかったか?という感じ。
店内すみずみまで見た結果、これなら日本のユザワヤやオカダヤで十分、と思い、
けっきょくトイレだけ借りてまたバスに乗ってダウンタウンに引き返してきました。

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バスでベルタウン(→ BLOG )まで戻ってきたら、
ベルタウンやパイクプレイスマーケットの店をひとりぶらぶらのぞきながら時間をつぶし、
約束の時間に、たっぷり遊んで満足そうな娘と夫と再会。
わたしの方の報告は今ひとつパッとしないものの自己責任だし、
別行動した満足感はあるので、それでいいのです。
3人でのランチは、友人おすすめの店ながら数日前は入れなかったEtta'sで。

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メニューはカジュアルでキッズランチ(娘はフィッシュ&チップスを選択)もあり、
小さい子連れやグループのお客さんも多くて気軽な雰囲気でしたが......

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シーフード料理が自慢とのことで、

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看板メニューのクラムチャウダーもおいしかったけれど、
食事や空間などトータルバランスで見ると、うーん、けっこう高いな!というのが正直な感想。
シアトルでたくさんのレストランを展開する有名シェフのトム・ダグラスのお店で
彼のお店はチップをとらないかわりサービス料20%をつけます、というシステムだそう。
それはそれでお客の側としてもラクだけど、にしてもこの内容で90ドルは......
パイクプレイスマーケット内という場所代込みの値段という印象で、
前日夜のイタリアンや前々日夜のエスニックの満足度に対し、
このランチは残念ながらそこまでではなかったかな。

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なんて感想をつらつらと話しながら、
おそらく今回の旅で最後となるパイクプレイスマーケットを3人でぶらぶら散歩。
この日はけっこう暑くて、わたしは全身白い服を着ていたのですが
マーケット内のトイレで列に並んでいたら、後ろの年配の女性が
「あなたの服、とっても爽やか(breezy)だわぁ」と褒めてくれました。
トイレの順番を待ちながら、というシチュエーションはともかく素直にうれしかったし、
欧米のひとってこうして相手の服をほめるのが上手だよなぁと、こちらも感心。
それにおしゃれって、ときにこうしてコミュニケーションのきっかけとして
はたらいてくれるので、そんなことも含めてやっぱり旅でも
おしゃれをあきらめずに楽しみたいなとあらためて思ったのでした。

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その後、ダウンタウンの坂をゆっくり歩いてのぼりながら、キャピトルヒルへ。
本日のアイスクリームはまだだったことに気づいた娘の魂の叫びがはじまったので
シアトルガイドにサービスクーポンがあったアイスクリーム屋さんへ。

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ブロードウェイのギターの神様にも最後のお別れです。

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そんなこんなするうちに、そろそろシアトル最後の夕食の時間。
もうお店は決めてあったので、坂をのぼって目的地へやってきました。

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そう、最終日のディナーのお店は、街歩き3日目(→ BLOG)の朝、
わたしが別行動中に場所を確認していたレストランAnchovies&Olivesです。
まだ明るいうちに、テラス席で白ワインを飲みながらシーフードを食べたい!という願いを
最後にここで叶えさせてもらうことにしました。

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シアトルのレストランはハッピーアワーを設けている店も多くて
5時ごろからお店は大にぎわい。
我が家の普段の生活サイクルからしても夕食は早めの方がいいので
(胃が疲れず翌日も朝からおいしく食べられる)、そんなにお腹は空いていなくても
なにかとお得なハッピーアワーの時間内にあっさりめに食べることに全員賛成。

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頼んだのは、冷えた白ワインと娘のクランベリージュース、
料理はグリーンサラダと......

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生牡蠣と牡蠣フライ。どちらも新鮮でおいしかった!

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マグロのタルタルに、

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トマトソースの手打ちパスタ。見た目はちょっと給食っぽいですが(笑)
食べると食感も味つけもインパクトのある一皿でした。
夫はこのお皿が運ばれてきた瞬間、視覚的な印象から
「ぜったいこれじゃ足りない。追加オーダーする!」と言い出しましたが
むっちりとコシのあるパスタはけっこう食べごたえがあり、結果的にちょうどいい満腹感。
まぁまぁひとまず食べてから考えようよ、と止めておいて正解でした(苦笑)。

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私と夫は3度目のシアトルでしたが、初回は6月、2回目は12月、
でも今回の8月がまさにこの街のベストシーズンだったなぁ、と実感。
爽やかに晴れながら暑すぎず、雨も降らず、夜は8時まで明るいなんて最高!
娘もすっかりシアトルが大好きになり「将来はシアトルに住むよ」と宣言。
いいねいいね、ぜひ有言実行してちょうだい!と心から思います。

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レストランの数軒隣りにはヨガスタジオがあり、レッスンを終えたひとたちが
爽やかな表情で帰っていく姿を眺めているのもしあわせでした。
わたしたちが座っている席のすぐ外側の歩道で
ヨガ帰りの女性ふたりが立ち話をする様子をうらやましげに見ていたら
「奈緒ちゃんも加わっておいでよ」と夫に促されるひとこまも(笑)。
いつかわたしもシアトルに長期滞在して、ヨガレッスンに参加するぞ!というのを
次の目標にしたいと思います。

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わたしたちが食事を終えるころには、屋内もテラスも満席で......

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活気あるオープンキッチンを興味津々で眺める娘に
スタッフが気さくに声をかけてくれていました。

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レストランを出ると、いよいよキャピトルヒル街歩きの時間も残りわずか。
最後に行くのはやっぱりここ、Elliot Bay Book Company(→ BLOG)でした。

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それにしても本当に居心地のいい素敵な本屋さんだったなぁ。
次の目標の長期滞在の際にはここで1日過ごす日をつくりたいくらいです。

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こうして滞在6日目の全メニューは終わり、
夕暮れのなか、B&Bヘの最後の帰り道を歩いたわたしたち。
この日歩いた歩数は16721歩でした。
さようなら、キャピトルヒルの街。また来る日まで!

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Author : Nao Ogawa