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Jan 11,2019

Holidays in Melbourne 02

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初日の夕食を予約したギリシャ料理店「チンドス」にたどり着く前に、日本に忘れてしまったシェーバー探しに付き合ってもらいました...。

調べると街なかに家電量販店はなく、どうやらシェーバー専門店があるようです。コンセントの形状と電圧が日本と異なるため、店でお兄さんと相談して乾電池式を選びました。購入後に念のため、シェーバーの箱を開けると乾電池が入っていニャイ!(お兄さんは入っていると言ったのに...) 慌ててデパートに駆け込むと10本入りのお得セットしかなく、いくつか店をまわり整髪料を見つけた店で、ようやく2個パックの乾電池を手に入れることができました。これで旅先の髭ボーボー問題が回避されると同時に、奥さんと娘も「よかったね...」と苦笑い。

初日に僕らが選んだのはギリシャ料理でした。その理由は新鮮な野菜と魚介類を、口当たりの良いワインとともに心ゆくまで食べ続けることができるから。さっそく本を渡した奥さんが注文しようとすると、「じゃあ、こっちで適当に見繕って料理を出すよ。OK?」と気さくなオーナー。しばらくすると料理が次々と運ばれてきました。


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僕らの注文や好みを何も聞いてもいないはずのに、その日に食べたいと思っていた魚やエビ、イカ、程よい焼き色のパンやトマト、オリーブやチーズがテーブルを埋め尽くしました。

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そして娘の大好物ポテトフライまで登場! サイズとホクホク感が絶妙で「いまこれが食べたかったよぉ!」というメニューが、食べたい順に小気味よくスイスイと出てくるではありませんか。素朴で飾り気のないギリシャ料理が、旅の心配やフライトの疲れを一気に吹き飛ばしてくれました。


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18:30に予約をしたのですがみるみる席は埋まり、2階もほぼ満席。それなのに誰もが満足する味と、ベストなタイミングでサーブされる料理の数々に感激です。安定した仕事をこなす厨房スタッフの力量を味わい、安心できるホールスタッフの無駄のない動きに思わず唸りました。

いつもでも終わってほしくない貴い時間でしたが、あまりの美味しさにとうとうお腹がいっぱいになってしまい、メインの肉料理まではたどり着けませんでした(涙)。と言いつつも......


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甘いものは別ですよね! スタッフのお姉さんがはにかみながら、素敵なプレートに乗ったスイーツとフルーツを運んできてくれました。


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今回のメルボルン旅は、「おいしいものを最高のタイミングで味わう、ヘルシーな食中心の旅にしたい!」と、僕はこの時心に決めました。あまりにもパーフェクトだったこの幸せな体験が、2日目以降の旅の流れを見事に決定づけてくれたのです。だから旅って面白いですよね!(つづく)


ちょうどこの日この時間に、地元メルボルンでクリスマスコンサートを開いていたコートニー・バーネット。この曲は毎年年末に発表される、オバマ元大統領が今年好きだった音楽の1曲にも選ばれていました。(すごい!) それでは、甘くておいしい3連休を!


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Author : Takahiro Koike