メルボルンの最新レコードショップを紹介します。まずはブログにも登場したカールトンにある「Readings」の本店。天井まである魅力的な書棚の奥に、充実のレコード棚があります。
新品のみですが、昨年シアトルのレーベルが復刻発売した細野晴臣さんの名盤『HOSONO HOUSE』のレコードが見つかり、日本ではなかなか手に入らないみたいなので、迷わずをレジに持っていきました。
こちらはCBDの中心部にある「THE BASEMENT DISCS」。ここは以前も訪れたことがあり、音楽好きも納得のセレクトに感激した店です。
新譜中心でニックロウ似のおじさんとかわいらしい奥さまが営んでいます。小さなステージがあり、インストアライブも行われます。いつも若者が集い、世代を超えて楽しそうに話をしています。
メルボルン出身のコートニー・バーネットちゃんは、もちろん大PUSH!
CBD内にある数軒ある電気店「JB-Hifi」。広い店内には携帯機器やヘッドフォン、ゲームなどが販売されていますが、その一角にレコード売り場がありました。いかにも音楽好きそうなファッションの店員さんが多い良質な品揃え。セール中で価格も良心的でした。
フィッツロイのスミスストリートにある「The Searchers」は、中古盤専門店で品揃えはかなりとんがっています。
日本盤の帯付きが貴重盤として売られていて、ここにも細野さんやはっぴいえんどやシティポップ系の日本盤が。帯付きのレコードは日本盤だけの仕様なので、メルボルンでかなり人気があるようで、新作のレコードにあえて帯付きで販売するミュージシャンもいるくらい。
最新レコードマップ片手に、ノースコートのさらに北へと足を延ばしてみたのですが、「Thornbury Records」は残念ながらお休み。クリスマスの時期だけに、個人店はお休みが多かったです。
「High On Vinyl」は営業していましたが、目ぼしいレコードは見つからず...。
ただ2015年の来訪時よりも、確実にレコードショップが増えています。(すんばらしい!)今回の旅でいちばんよかった店がフィッツロイにある「Plug Seven Records」でした。店内に入ると「何か探しているレコードがあれば、なんでも聞いてね ♪」と、かわいらしいアジア系の女性スタッフがニコニコ笑顔で声をかけてくれます。店頭には小さなターンテーブルがあり、音楽好きのおじいさんとやってきた孫娘が、ヘッドフォンで視聴していました。品揃えはジャズやレゲエ、ファンキーものが特に強く、(この店にも細野さんのレコードが飾られていました!)次々やって来るお客さんもスタッフと気軽に話して盛り上がっています。レコードアクセサリーやオリジナルグッズも製作していたり、自分たちでレーベルも立ち上げるなど店の意気込みが感じられました。
「Plug Seven Records」のレーベルに所属するメルボルンのバンド「WVR BVBY」。音楽はジャズとフュージョンにファンキーを程よくプラスした感じ。学生時代に流行ったアシッドジャズに近いのかな。聴いていてとても心地よく、クールでグルーヴィーな音楽です。メンバーも気取らず、それぞれおしゃれでセンス良く、ライブの空気感や演奏を楽しむお客さんたちも含め、メルボルンのフレンドリーさがよく現れています。それでは、軽快なリズムに乗った週末を!